「筋トレは3ヶ月しっかり続けよう」
と巷でよく聞くこのセリフ。
筋トレを始めた人は聞くことが多いかと思いますが、これにはしっかりと理由があります。
もちろん、3ヶ月続ければ「習慣化される」という部分も大いにありますが、
「筋肉が増える仕組み」には時間がかかるということを今日の記事で説明したいと思います。
以前こちらの記事にも書きましたが↓
筋トレ初めて3週間も経つのにちっとも体が変わらない!!
と嘆くのは、
付き合って3週間も経つのにプロポーズしてくれない!!
と同じくらい焦っているということ。
そんなに焦っちゃ、
相手に逃げられちゃいますよ・・・・・ふふふ。
焦らないためにも、体の仕組みを理解していきましょう!!!
筋トレを始めて最初の1ヶ月は筋肉が目覚める時期(神経系の変化)
”筋トレ”という行為は、筋肉を大きく成長させるためのトレーニングです。
ですが、「死ぬほど筋トレしました!」「歩けなくなるほど筋肉痛になりました!」といっても翌日に筋肉が大きくなることはなく、筋肉の成長には時間がかかります。
最初に起きるのは筋肥大ではなく、神経系の変化
まず、初心者が筋トレをスタートした場合、最初に起きるのは 神経系の変化 です。
「神経」とか出てくるとちょっと難しく感じるので、なるべく簡単に説明しますね。
私たちの筋肉には「安全装置」がついています。
専門用語もきちんとありますがとても長く難しい話になるのではしょります(^▽^;)
筋トレ初心者の場合、突然始まった筋トレによって筋繊維が極端に伸び縮みして筋肉が損傷されないよう、「安全装置」が働きます。
筋肉は使われていないと眠っている状態ですから、急に起こされてパニックですよね。
そんなパニックをおさえるためにこの安全装置が働き、私たちをちょっと「ツラく」させます。
ツラくさせてやめさせないと、筋肉が壊れちゃうかもしれないからです。
筋トレスタート初期はこの安全装置が働くため、思っているほど重量が挙がらないのですが、実は定期的に筋トレを続けていくと
「お、こいつ、慣れたな。安全装置なくても大丈夫そうだな」
と判断され、安全装置のレベルが低くなり重たい重量を持てるようになります。
このとき、
「おお!持てる重量が上がった!筋肉が増えたのかも♪」
と思うのですが、残念ながらこのときは筋肉量そのものが増えたわけではなく、神経系の変化によって持てる重量が上がっているのですね。
眠っていた筋肉たちが目を覚ました、というところです。
筋肉の成長(筋肥大)が本格的に始まるのは2~3ヶ月後
筋トレの本当の効果が現れるのは、個人差もありますが大体2~3か月後と言われています。
もちろん、1~2か月目でも体の変化はあるかと思いますが、本当の筋肥大が始まるのがこの時期ということですね。
アメリカの研究結果では、正しい筋肥大トレーニング(高負荷・低回数・低インターバル)を行っていくと、16回目程度で体の変化がみられることがわかっているそうです。
実はここからがスタート!!!
新入社員と同じです。
最初の3ヶ月はお試し雇用だったけど、研修期間を無事クリアすれば晴れて正社員に!!
ここから本当の仕事が始まっていくのです。
体も同じで、ここから本領を発揮し、グングンと変わり始めます。
ダイエット目的の筋トレの場合、食事を制限しているパターンがほとんどなので体の変化には個人差がありますが、続けていくことで必ず体は変わります。
石の上にも3年ならず、
ジムの上にも3ヶ月。
家トレの上にも3ヶ月。
焦らないで地道に続けていけば”筋肉”は必ず振り向いてくれますから、どうか焦らずゆっくりと取り組まれてくださいね。
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