そのダイエット、肝心の脂肪は落ちてないかも!?筋肉が先に落ちてしまう理由とは
今日は「脂肪が燃えているかと思いきや、実は筋肉が先に落ちている」というお話。
また筋肉ネタか~~~!!
と思った方、失礼しました。
私が筋肉好き、っていうのもありますが(笑)、ダイエットと筋肉は切っても切り離せない関係です。
「とにかく体重減らせればいいの!」という方はスルーしていただいて大丈夫ですが、「好きな服を着こなしたい」「次の夏こそ水着をかっこよく着たい」と見た目の変化を望む人は筋肉を絶対に無視できません。
張りのある魅力的な美ボディは筋肉が作っているからです。
私がこのブログでしつこくいつも言っていますが、辛い食事制限をすればするほど脂肪ではなく筋肉から先に落ちていきます。
お腹がすいて空腹を耐えているとき。
「グ~・・・お腹がすいてツライけど、今きっと脂肪が燃えてるんだわ~。がんばれ!ワタシ!」
とずっと思っていました。
我慢すれば我慢するほど脂肪が燃えると信じて空腹を耐え、キツイ食事制限を頑張りました。
でも違ったんです。
脂肪が燃えていたわけではなかった。
筋肉が落ちていたんです。
筋肉は脂肪よりも重いですから、筋肉が落ちると体重は減るんです。
だから体重計に乗って喜びます。
「ヤッタ!空腹耐え忍んで頑張った甲斐あった!」
でもいずれ気付きます。
え?見た目そんなに変わってないよね???って。
このときはダイエットに関する正しい知識を持っていなく、脂肪だけが落ちているとばかり思っていましたから、筋肉が落ちていただなんて夢にも思いませんでした。
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なぜ脂肪ではなく筋肉が先に落ちるのか
私たちダイエッターは憎っくき脂肪を早く落としたいのに、体は全く逆の考えを持っています。
体的には、筋肉よりも脂肪を優先的に体に置いておきたいんです。
一体なぜでしょう?
あんなブヨブヨの塊になんのメリットが・・・・?
筋肉は「働かない部長」に似ている
分かりやすく説明するために、ちょっとくだいてお話しますね。
会 社(ちょっと傾きかけ):人間の体
部 長(高給取りのクセに全然働かない):筋肉
平社員(薄給のわりによく働く):脂肪
景気が悪く、会社入って来るはずの利益が減ってしまいました。
会社はちょっとしたパニックに。
このままでは会社の存続も危ういし、社員に払うはずの給料すら払えないかもしれない。。。。
社長:「最悪の事態だけど、リストラを決行しようと思う。さて、誰をリストラすれば効率がいいのか。」
こうなったとき、殆どの人が「高給取りなのに働かない部長をリストラする」ことを選ぶと思います。
情や体裁は置いておいて、これが会社にとって一番効率がいいですよね。
給料だけ立派で必要の無い人間よりも、必要があるのに給料控えめな平社員を残した方が会社存続のためにベストだからです。
実はダイエット中の体もこの会社と同じ現象が起きているんです。
ある日突然、十分な食べ物とエネルギーが身体に入ってこなくなり、体はちょっとしたパニックに。
体温や心拍数を下げて、少ないエネルギーでも生きていけるように低燃費モードになったものの、やがて限界がきます。
低燃費生活もいよいよ限界だ。
さあ、なにを分解してエネルギーを作っていこう?
脂肪?
いやいや、脂肪はいざと言うときの予備タンクだし、もともと低燃費なやつだから置いておいても害はない。
それよりも、置いておくだけでエネルギー使っちゃうやつがいるじゃないか!
筋肉だ!
アイツは存在するだけで代謝を上げちゃうから余計なエネルギーを使っちゃうんだ。
筋肉から先に追い出せば、俺たちはとりあえず安泰だ!
こんな感じで、存在するだけでエネルギーを使ってしまう筋肉は体にとって邪魔者扱いされてしまい、脂肪よりも優先的にリストラ(分解)されてしまうのです。
これが「厳しい食事制限をすると脂肪よりも筋肉が先に落ちていく」という理由なんですね。
筋肉をリストラさせないための方法
では、筋肉をリストラさせずにダイエットをする方法はあるのでしょうか。
あります。
方法はとても簡単。
筋肉を「体にとって必要なもの」と認識させれば良いのです。
話を先ほどの傾いた会社に戻しましょう。
社内での評判も上場。
「なんだ、実はあの人めっちゃ仕事できるじゃん」
「やっぱり部長じゃなきゃダメだな」
部長に昇り詰めただけあって、実力はある人だったのです。
こうして部長は会社にとって必要なことが再確認され、リストラされることなく会社に残れたのでした。
めちゃくちゃ単純なストーリーですが(笑)、筋肉もこれと同じで、「やっぱり体に必要だったね」と思わせればいいのです。
日常的に筋肉を使っていけば、リストラされない
手っ取り早いのは筋トレですね。
特に高負荷をかけた筋トレの場合、「筋肉が足りないぞ!」というシグナルを体に送ることができるので、間違いなく「この人は筋肉が必要なんでーーす!」と体に伝わります。
たとえ筋トレをしなくても、毎日駅の階段を上り下りしたり、自転車で通学・通勤したり、ウォーキングやランニングをしていたり等、積極的に体を使うことが日課になっていれば、筋肉の必要性は体には伝わるはずです。
でも、いずれ体は慣れてしまうので、こうした日常的な動作でもできれば負荷をかけたほうがいいですね!
自転車や有酸素運動ならスピードを上げるとか、階段なら走って上るとか。
子どもがいる人は毎日「高い高い」とか「飛行機」をやってあげたり・・・(笑)
とにかく「筋肉」を使いましょう!
筋肉を落とさない「食生活」をする
一番良くない食べ方は「突然大幅に摂取カロリーを下げる」ですね。
食事を抜いたり、ダイエットシェイクに置き換えたりすると体がパニックになり、一気に低燃費モード突入です。
カラダ作りのプロ、ミスユニバースやボディービルダーの方たちが推奨している食べ方は「スモールミール」といって「小さな食事を小分けにして食べる」という方法です。
具体的な方法についてはこちらをどうぞ
ちょっと意外な食事法かもしれませんが、この食事方法なら代謝の低下と筋肉の分解を避けることができます。
あとは言うまでもなく、栄養バランスの取れた食事ですね。
痩せたいからと言ってサラダだけではNG。
しっかりお肉や魚、タンパク質を摂りましょう。
糖質制限で減量中の人以外は糖質もほどほどに摂りましょう。
まとめ
- 筋肉は存在するだけで多くのエネルギーを使う。
食事制限によって低燃費モードになってしまった体にとって、エネルギーを無駄遣いする筋肉は邪魔な存在。 よって、脂肪よりも優先的に分解されてしまう。 - 筋肉を分解させないためには「この体は筋肉が必要だ」と体へシグナルを送ること。
それには筋トレなど筋肉を使った運動が必要。
日常生活でもなるべく筋肉を使う動作をすること。 - 筋肉を分解させない食事方法は、少量多食(少ない食事で回数を増やす)とバランスの良い栄養素を摂ること。
しつこく言いますが、美ボディを作るためには筋肉が必須です。
運動をせずに厳しい食事制限をして、筋肉と代謝が落ちた体は決して美ボディではありません。
これは私自身も何度も経験しているからこそ、こうしてこのブログに書いてるんですね。
筋肉、筋肉ってしつこくてすみません・・・(^^;)
でもダイエットって体重が全てではないんです。
体重を掲げて歩くわけじゃないですよね。
見た目を変えてこそ、ダイエットの真の成功です。
体重を落とすことだけにフォーカスすればあまり時間はかかりませんが、見た目を変えるには時間がかかります。
この時間差に我慢が出来ずにあきらめてしまう人も多いですが、それは非常に勿体無い。
筋肉を減らさずにゆっくりゆっくり脂肪を落としていきましょう。
そうすればいずれ必ず美ボディが手に入ります♪
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