私が12キロ減らせた糖質制限ダイエット
前回の記事 「ありがちな「食事制限」が失敗の元だった」 に書いたとおり、極端な食事制限ばかりのダイエットを続けてきた私は、長い間ダイエットループに陥っていました。
30歳を過ぎて産後太りがすごいのに、育児の疲れもあるし気力が衰えることを思うと食事を抜くことすら怖くなっていた私。
しかし、ここで初めて 「糖質制限ダイエット」 という言葉を耳にしたのです。
え?お肉がっつり食べていいの??
今までダイエットといえばおかゆやお蕎麦、春雨を食べていた私。
ローカロリーだし、なんとなくヘルシー。
それに一応炭水化物さえ食べていればお腹が満足した気がしましたね。
それとは逆にお肉や卵は太ると思い込んで必死に避けてきました。
もともと肉食だから、お肉は大好きだったのですが。
しかしそこで耳を疑うような糖質制限のルール。
「白いご飯を抜く代わりに、お肉や魚(たんぱく質)をたっぷり取りましょう」
というもの。
「え???ダイエットなのにお肉って食べていいの?!」
と目からウロコが落ちたことを覚えています。
スポンサーリンク
糖質制限ダイエットとは
人間の体を作る三代栄養素は「糖質」「脂質」「たんぱく質」と言われていますが、今の日本人の生活で無意識でいると必然的に摂り過ぎる傾向にあるのが「糖質」です。
「糖質」というと聞きなれない人もいるかもしれませんが、ざっくり言うと炭水化物です。
炭水化物から食物繊維を引いたものが「糖質」なんです。
しかし食物繊維は体から排出されてしまいますから、ダイエットでは炭水化物と呼ぶよりも「糖質」と呼ぶほうが正確なんですね。
さて、その糖質。食事面で具体的に何があるかというと、
米、パン、麺、、、
など、私たちが「主食」と呼ぶ部分にあたります。
そして「主食」なので必然的におかずより量が多くなりますよね。
ご飯大盛り無料!とか、麺増し増し無料!と聞くと大盛りを選ぶ人は多いのではないでしょうか。
主食をたくさん食べると胃も心も満足しますからね。
糖質制限ダイエットとは、基本的にこういった「主食」を抜くことから始めます。
ご飯や麺類は単品でもそこそこのカロリーを持っていますから、食事の4~5割のカロリーはこれで減らすことができますし、それと同時に「脂肪を溜め込みやすい体を改善する」という効果があります。
糖質を制限する理由
糖質を摂取すると、体内のブドウ糖の濃度(血糖値)が上がり、それを抑えるためにインスリンが分泌されます。
ただ分泌されるだけなら良いのですが、実はそのときにブドウ糖を中性脂肪に変えて、脂肪細胞内に蓄えようとするのです。
簡単に言うと、毎食炭水化物多めの食事をとっていると常にインスリン分泌されている状態になり、「脂肪を蓄えなきゃ!」という体質になってしまうということなんです。なにせ脂肪を蓄える体質になりますから、ダイエットに必要な「脂肪燃焼」から遠ざかってしまうんですね。
怖い怖い・・・。
なので、脂肪を蓄えないよう&既存の脂肪を燃焼してくれるように「糖質を減らす」のです。
減らした糖質の代わりにタンパク質を多くとる
ご飯や麺類を減らしたっきりでは、単なる食事制限と変わりません。
ここで「減らした糖質の代わりにタンパク質を多めに摂る」ことになります。
「肉をがっつり」が可能なんです。
お肉、魚、卵、大豆製品からなるタンパク質食材は糖質が少ないので、これらを食べても血糖値は上がりません。ご飯を減らした代わりにお肉などを多めにとることで、満足感がかなり得られます。
こうしてお肉や魚のおかずを多めに食べることができるおかげで「あまりダイエットしている気がしない」んですね。
なので 我慢が少なく続けやすい。
これが糖質制限ダイエットの一番のポイントでしょう。
糖質制限ダイエット 3つのパターン
ひとくくりに糖質制限ダイエットと言っても、実はその方法には3パターンあります。
種 類 | 方 法 | 効 果 |
スーパー 糖質制限 |
主食は 全て抜く |
早い |
スタンダート 糖質制限 |
昼or朝・ 夜の主食を抜く |
普通 |
プチ 糖質制限 |
夜だけ 主食を抜く |
ゆっくり |
私が実践したのは、スーパー糖質制限です。
中途半端に抜いただけでは自分の欲望が収まらないかも、と思い完全に主食を抜きました。
もちろん早く結果を出したいというのもありましたが、今思えばこの「早く」という焦りは必要ありませんでしたね。
自分が出来そうなレベルからスタートするのが一番です。
具体的な糖質制限の方法はこちら
糖質制限オススメ本の記事はこちら
私の実践結果はマイナス12キロ
私が糖質制限によって落とせた体重は、マイナス12キロです。
期間は7ヶ月。
目標としていた美容体重を見ることができ、体脂肪率は33%→24%になりました。
数字にすると結構大きい数字ですね。
数値的には成功と呼べるかもしれません。
ただ、数値的に成功したものの、全裸で鏡の前に立って唖然。
「あれ??本当にこれで成功?美容体重なのに理想の体型とは遠いんですけど・・・」
ブヨブヨの太ももは健在、お腹周りは多少すっきりしたものの、浮き輪みたいなお肉は乗ったまま、二の腕はプルンだったんです。
12キロ減ったのでもちろん変化はあります。ただ、身体がそのまま一回り小さくなった、という感じでしょうか。
12キロ減と大きな数字のはずなのに「激変!」ではなかったことは確かです。
次回の記事は「なぜ見た目が激変しなかったのか」について書いていきたいと思います。
続きの記事はこちら
コメントを残す